2024年カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、各国の映画賞を賑わせている話題作『サブスタンス』。本作は、『REVENGE リベンジ』で注目を集めたコラリー・ファルジャ監督が手がけた異色のボディホラー映画であり、デミ・ムーアの迫真の演技と衝撃的な展開が大きな話題を呼んでいます。一見すると“若返り”をテーマにしたSFのようでありながら、その実態は「若さ・美・自己価値」をめぐる社会批評を含んだ、非常に挑戦的かつ深遠な作品です。 この記事では、まずネタバレなしのあらすじや作品の魅力、映像美がもたらす不穏な空気感につ ...