こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 プライムビデオで『ブラック・フォン』を鑑賞して、いちばん印象に残ったのは「この映画はグラバーの謎を全部説明する物語ではない」ということでした。誘拐犯の過去や黒電話の仕組みには、最後まで答えが出ない部分があります。 それでも物語としてはかなりきれいに着地します。なぜなら中心にあるのは、気弱だったフィニーが、死者たちの失敗や友情を受け取り、自分の力で生き残るまでだからです。床を掘る、窓へ登る、壁を壊す。途中では役に立たなかったように見える行動が、最後の反撃で全部つなが ...