映画『イット・フォローズ』ネタバレ|「それ」の正体とラストを考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 『イット・フォローズ』を観終わったあと、私が一番気になったのは「それを本当に倒せたのか?」ということでした。 性行為をきっかけに標的が移り、歩く速さでどこまでも追ってくる「それ」。設定だけ聞けばルールがはっきりした怪物に思えますが、映画を最後まで観ると、実は分からないことだらけなんですよね。 ヒューの説明はどこまで正しいのか。冒頭で殺された女性は誰なのか。プールで血を流した「それ」は死んだのか。そして、ラストでジェイとポールの後ろを歩いている人物は普通の人なのか。 ...
映画『ザ・ウォッチャーズ』ネタバレ|監視者の正体と結末を考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『ザ・ウォッチャーズ』を観ていて、私が一番おもしろいと感じたのは、森から脱出した瞬間が本当のラストではなかったことです。 正直に言うと、ガラス張りの「鳥籠」で生活する中盤は少しテンポが落ちた印象もありました。ところが、地下研究室を発見してから話が一気に動き出し、監視者の正体、マデリンの秘密、さらに脱出後のもう一段階のどんでん返しまで続いていきます。 特に気になったのが、冒頭で襲われたジョン、マデリンが異様なほど森の事情に詳しい理由、そしてラストでミナを見つめて ...
映画『ビバリウム』ネタバレ考察|少年の正体と結末の意味を解説
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 『ビバリウム』を観終わったあと、私が一番ぞっとしたのは怪物の姿ではありませんでした。どこまで走っても同じ家へ戻る住宅地、異常な速さで成長する少年、意味の分からない本、そして最後に青年が不動産屋へ戻っていく場面。説明らしい説明がほとんどないのに、なぜか「何を見せられていたのか」は薄気味悪いほど伝わってきます。 特に気になるのが、少年はいったい何者だったのか、ヨンダーはなぜ脱出できないのか、ジェマが道路の下で見た別の家族は何だったのかという部分でしょう。 ただ、この映 ...
映画『アイアムアヒーロー』ネタバレ|あらすじと最後の意味を解説
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『アイアムアヒーロー』を観ると、最初は「日本を舞台にした本格ゾンビ映画」という迫力に目を奪われます。ところが最後まで観てみると、ただZQNから逃げるだけの話ではないんですよね。 冴えない漫画家アシスタントだった鈴木英雄が、比呂美や藪を守るために散弾銃を構えるまでの変化こそ、この映画の中心にあります。 一方で、アウトレットにあった黒焦げの死体、小田つぐみのその後、半ZQNになった比呂美、感染の正体など、映画だけでは答えが見えない部分もかなり残されました。 そこで ...
映画『名探偵プリキュア!』ネタバレ考察|ラストの意味と2人の秘密を考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 正直に言うと、私はこれまでプリキュアをちゃんと見たことがありませんでした。今回『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』を映画館で観たのも、4歳の娘との約束がきっかけです。 そのため1回目は、誰がどのプリキュアなのかもほとんど分からない状態。大人目線では「そこはどういう仕組みなの?」と考えてしまう場面もありました。 ところが、映画が終わると娘がひと言。 「もう一回見たい」 結果、まさかの2日連続プリキュアです。 映画好きとしては2回目は『名探偵プリキュア!』 ...
映画『神さまの言うとおり』ネタバレ|ゲームの結末と生存者を解説
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『神さまの言うとおり』は、いきなり教室で「ダルマさんが転んだ」が始まり、負ければ即死。その後も招き猫、こけし、白熊、マトリョーシカと、子どもの遊びを使った命懸けのゲームが息つく暇もなく続いていきます。 私が初めて観たときも、ゲームそのものより「結局、誰が最後まで生き残るの?」「あのホームレスは何者?」「最後のアイスは何だったの?」という部分がかなり引っかかりました。 しかも本作は、ゲームを一つクリアするたびに謎が解ける映画ではありません。むしろ先へ進むほど新し ...
映画『クリーピー 偽りの隣人』ネタバレ|あらすじから最後の意味を考察
『クリーピー 偽りの隣人』のあらすじと結末 西野が家族を支配していった仕組み 高倉に薬が効かなかったように見える理由 康子の絶叫と最後の意味についての考察 [/st-mybox] ここからは映画『クリーピー 偽りの隣人』の結末までネタバレしています。未鑑賞でラストを知りたくない方は、鑑賞後に読み進めてください。 クリーピーの作品情報 まずは物語を追う前に、本作の基本情報を確認しておきましょう。西野の異常性ばかりが印象に残りやすい作品ですが、黒沢清監督が前川裕の同名小説を映画化したサスペンス・スリラーです。 ...
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『スペル』を見終わったあと、私がいちばん引っかかったのは「ここまで逃げ回って、ここまでやったのに、それでも助からないのか」というラストでした。銀行員のクリスティンは老婆ガーナッシュ夫人に呪われ、わずか3日間で日常も仕事も人間関係も壊されていきます。 しかも本作は、ただ怖いだけのホラーではありません。老婆との激しい格闘、入れ歯、虫、体液、突然の大出血など、気持ち悪いのにやりすぎて笑えてしまう場面が何度も入ってきます。その悪趣味な楽しさが続いた末に待っているのが、 ...
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 実写映画『GANTZ』を観ていると、最初は「黒い球体に集められて星人と戦う映画」として楽しめるのですが、後編の『GANTZ PERFECT ANSWER』まで進むと一気に話が複雑になります。死んだはずの加藤が現れたり、小島多恵が突然ターゲットにされたり、最後には玄野計が黒い球体の中に入ってしまったりと、初見では置いていかれやすいんですよね。 私も原作漫画を読んでいたので、実写版のアクションやCGにはかなり楽しませてもらいました。一方で、映画独自の結末については「な ...
映画『日の名残り』ネタバレ解説|あらすじ・結末とラストの意味
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『日の名残り』を見終えたあと、私はスティーブンスとミス・ケントンの恋以上に、「自分の人生を誰かに預けてしまう怖さ」が心に残りました。 スティーブンスは決して仕事を怠けた人ではありません。むしろ逆です。優秀な執事であろうとするあまり、主人への忠誠、職務、品格を何より大切にしてきました。ところが、その生き方を貫いた結果、愛する人への気持ちだけでなく、目の前で起きていることを自分で判断する機会まで失っていきます。 そのため『日の名残り』は、単純な悲恋映画として見るよ ...