映画『名探偵プリキュア!』ネタバレ考察|ラストの意味と2人の秘密を考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 正直に言うと、私はこれまでプリキュアをちゃんと見たことがありませんでした。今回『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』を映画館で観たのも、4歳の娘との約束がきっかけです。 そのため1回目は、誰がどのプリキュアなのかもほとんど分からない状態。大人目線では「そこはどういう仕組みなの?」と考えてしまう場面もありました。 ところが、映画が終わると娘がひと言。 「もう一回見たい」 結果、まさかの2日連続プリキュアです。 映画好きとしては2回目は『名探偵プリキュア!』 ...
映画『神さまの言うとおり』ネタバレ|ゲームの結末と生存者を解説
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『神さまの言うとおり』は、いきなり教室で「ダルマさんが転んだ」が始まり、負ければ即死。その後も招き猫、こけし、白熊、マトリョーシカと、子どもの遊びを使った命懸けのゲームが息つく暇もなく続いていきます。 私が初めて観たときも、ゲームそのものより「結局、誰が最後まで生き残るの?」「あのホームレスは何者?」「最後のアイスは何だったの?」という部分がかなり引っかかりました。 しかも本作は、ゲームを一つクリアするたびに謎が解ける映画ではありません。むしろ先へ進むほど新し ...
映画『クリーピー 偽りの隣人』ネタバレ|あらすじから最後の意味を考察
『クリーピー 偽りの隣人』のあらすじと結末 西野が家族を支配していった仕組み 高倉に薬が効かなかったように見える理由 康子の絶叫と最後の意味についての考察 [/st-mybox] ここからは映画『クリーピー 偽りの隣人』の結末までネタバレしています。未鑑賞でラストを知りたくない方は、鑑賞後に読み進めてください。 クリーピーの作品情報 まずは物語を追う前に、本作の基本情報を確認しておきましょう。西野の異常性ばかりが印象に残りやすい作品ですが、黒沢清監督が前川裕の同名小説を映画化したサスペンス・スリラーです。 ...
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『スペル』を見終わったあと、私がいちばん引っかかったのは「ここまで逃げ回って、ここまでやったのに、それでも助からないのか」というラストでした。銀行員のクリスティンは老婆ガーナッシュ夫人に呪われ、わずか3日間で日常も仕事も人間関係も壊されていきます。 しかも本作は、ただ怖いだけのホラーではありません。老婆との激しい格闘、入れ歯、虫、体液、突然の大出血など、気持ち悪いのにやりすぎて笑えてしまう場面が何度も入ってきます。その悪趣味な楽しさが続いた末に待っているのが、 ...
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 実写映画『GANTZ』を観ていると、最初は「黒い球体に集められて星人と戦う映画」として楽しめるのですが、後編の『GANTZ PERFECT ANSWER』まで進むと一気に話が複雑になります。死んだはずの加藤が現れたり、小島多恵が突然ターゲットにされたり、最後には玄野計が黒い球体の中に入ってしまったりと、初見では置いていかれやすいんですよね。 私も原作漫画を読んでいたので、実写版のアクションやCGにはかなり楽しませてもらいました。一方で、映画独自の結末については「な ...
映画『日の名残り』ネタバレ解説|あらすじ・結末とラストの意味
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『日の名残り』を見終えたあと、私はスティーブンスとミス・ケントンの恋以上に、「自分の人生を誰かに預けてしまう怖さ」が心に残りました。 スティーブンスは決して仕事を怠けた人ではありません。むしろ逆です。優秀な執事であろうとするあまり、主人への忠誠、職務、品格を何より大切にしてきました。ところが、その生き方を貫いた結果、愛する人への気持ちだけでなく、目の前で起きていることを自分で判断する機会まで失っていきます。 そのため『日の名残り』は、単純な悲恋映画として見るよ ...
『ボーン・レガシー』ネタバレ解説|あらすじ・結末と題名の意味
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 『ボーン・レガシー』を観ていると、「ジェイソン・ボーンはどこにいるの?」「アーロンが必死に探している青と緑の薬は何?」「どうして急にフィリピンへ行くの?」と、途中で少し置いていかれそうになるところがあります。 私もボーン3部作が好きで何度も観ていますが、本作はそれまでのシリーズとは主人公も目的もかなり違います。ところが、『ボーン・アルティメイタム』の裏側で起きていた出来事だと分かると、一気に見え方が変わるんですよ。 そして私は、この映画のラストがかなり好きです。派 ...
映画『ザ・アウトロー』ネタバレ解説|あらすじ・結末と伏線考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 映画『ザ・アウトロー』は、ジェラルド・バトラー演じる刑事ニックと、レイ・メリーメン率いる銀行強盗団が正面からぶつかるクライムアクションです。 ただ、最後まで見ると「ニック対メリーメン」という見方だけでは、この映画の全体像を捉えきれていなかったことに気づきます。 私が特に面白いと思うのは、目立たない立場にいたドニーです。ニックには脅され、メリーメンには疑われ、両側から使われる人物に見えていたのに、ラストではそれまでの印象がひっくり返ります。 連邦準備銀行への侵入、裁 ...
映画『近松物語』はなぜ名作?溝口健二の演出とゴダール評価を考察
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 溝口健二監督の『近松物語』を観ていると、不思議な感覚が残ります。壮大な合戦があるわけでも、映像技術をこれ見よがしに見せるわけでもありません。それなのに、琵琶湖の暗い水面、屋敷の奥へ続く障子、逃げていく二人、そして処刑場へ向かうおさんと茂兵衛の顔が、いつまでも頭から離れないんですよね。 さらに気になるのが、溝口健二を高く評価したジャン=リュック・ゴダールの存在です。ゴダールは『近松物語』を語る際に、非常に短い「力と輝き」という言葉を残したとされています。 では、その ...
映画『近松物語』あらすじをネタバレ解説|キャスト・結末・感想
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。 1954年公開の『近松物語』は、近松門左衛門の「大経師昔暦」をもとに、溝口健二監督が描いた恋愛悲劇です。古いモノクロ映画なので、最初は少し敷居が高そうに感じるかもしれません。でも、実際に物語を追ってみると驚くほど入りやすく、誤解から始まった逃避行が本当の恋へ変わっていく展開には、今観てもぐっと引き込まれます。 私が特に心に残ったのは、二人が最初から不義を働いていたわけではないところです。周囲から「不義密通をした」と決めつけられ、逃げるしかなくなった二人が、死を目前 ...