
こんにちは、物語の知恵袋のふくろうです。
映画『プロメテウス』は、人類の創造主を探しに行った科学者たちが、想像を絶する恐怖に遭遇するSF作品です。リドリー・スコット監督が『エイリアン』の世界へ戻ってきた作品としても知られています。
ただ、最後まで観ても「エンジニアはなぜ人類を滅ぼそうとしたのか」「黒い液体は何だったのか」「最後に生まれた怪物はエイリアンなのか」と、いくつもの疑問が残るんですよね。
さらに気になるのが、主人公ショウ博士の運命です。『プロメテウス』では生き残った彼女が、続編『エイリアン:コヴェナント』では死亡しており、デヴィッドの実験に利用されたことが明らかになります。
私は、ショウ博士が地球へ帰らず、創造主に問い続ける道を選んだところに、この映画の本当の魅力があると思っています。答えを求めた旅が終わらないからこそ、あのラストは印象に残るのでしょう。
この記事では、映画『プロメテウス』のあらすじを結末まで追いながら、エンジニア、黒い液体、ショウ博士の実験と解体シーン、そして日本語吹替の違いまで解説します。
ここから先は『プロメテウス』の重大なネタバレを含みます。続編の内容に触れる部分は、別途わかるようにしています。
この記事でわかること
- 映画『プロメテウス』の結末までの詳しいあらすじ
- エンジニアと黒い液体、エイリアンの関係
- ショウ博士の最期とデヴィッドの人体実験
- ラストに残る謎と日本語吹替版の違い
映画プロメテウスの基本情報

まずは作品の位置づけから見ていきましょう。『プロメテウス』は『エイリアン』と世界観を共有していますが、単純にシリーズ第1作の怪物が生まれるまでを描いた映画ではありません。
作品情報と主要キャスト
『プロメテウス』は2012年公開のSFホラー映画です。監督は1979年の『エイリアン』を手掛けたリドリー・スコット。人類の起源という壮大なテーマに、未知の生命体による恐怖を組み合わせています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | プロメテウス |
| 原題 | Prometheus |
| 製作年 | 2012年 |
| 日本公開日 | 2012年8月24日 |
| 監督 | リドリー・スコット |
| 脚本 | ジョン・スペイツ、デイモン・リンデロフ |
| 上映時間 | 約124分 |
| 日本の年齢区分 | PG12 |
| 主演 | ノオミ・ラパス |
主人公エリザベス・ショウ博士を演じるのはノオミ・ラパス。アンドロイドのデヴィッドをマイケル・ファスベンダー、冷徹な責任者ヴィッカーズをシャーリーズ・セロンが演じています。
そのほか、ショウ博士の恋人ホロウェイ役にローガン・マーシャル=グリーン、船長ジャネック役にイドリス・エルバ、ウェイランド社の創業者ピーター・ウェイランド役にガイ・ピアースが出演しました。
基本的な作品情報は、20世紀スタジオ公式『プロメテウス』作品ページでも確認できます。
エイリアンシリーズとの関係
『プロメテウス』は、1979年の『エイリアン』より前の時代を舞台にした作品です。人間の体内で成長する異星生物や、危険な生命体を研究する企業など、シリーズに共通する設定が数多く登場します。
ただし、重要なのは舞台となる天体の違いです。『プロメテウス』の探査隊が降り立つのはLV-223。一方、『エイリアン』第1作でノストロモ号の乗組員が遭遇する事件の舞台はLV-426です。
両者は別の天体なので、ショウ博士たちが訪れた施設を、そのまま第1作に登場する宇宙船の所在地と考えることはできません。
また、エイリアンに似た生物は登場しますが、シリーズに登場するすべてのゼノモーフの誕生を説明しているわけでもないんです。この違いを押さえておくと、最後の展開が理解しやすくなります。
プロメテウスのあらすじを解説

ここからは映画本編の出来事を順番に追っていきます。冒頭の謎めいた儀式から、探査隊の悲劇、エンジニアとの対面、そしてショウ博士が旅立つ結末までを見ていきましょう。
冒頭で白い巨人が消滅する
映画は、原始的な自然が広がる惑星で始まります。巨大な宇宙船が去った後、白い肌を持つ人型の異星人が、一人で滝のそばに立っていました。
その異星人は小さな容器を開け、中に入った黒い液体を飲みます。すると身体が内側から崩れ始め、皮膚や筋肉だけでなく、DNAまで分解されてしまいました。
やがて異星人は滝へ落下し、分解された遺伝物質が水中へ広がります。そこでは新たな生命が生まれるかのような反応が起こっていました。
この場面は、後にエンジニアと呼ばれる異星人が、自らを犠牲にして生命の種をまいたことを思わせます。
ただし、冒頭の惑星名は映画内で明示されません。この場面は地球における生命の起源を強く連想させる演出ですが、儀式の詳しい目的や場所について、すべてが説明されているわけではないのです。
古代の星図から宇宙へ向かう
2089年、考古学者のエリザベス・ショウ博士とチャーリー・ホロウェイ博士は、スコットランドの洞窟で古代の壁画を発見します。
そこには、人間たちが巨大な人型の存在を見上げ、その存在が星の集まりを指し示すような絵が描かれていました。
驚くことに、同じ星の配置は、時代も地域も異なる複数の古代文明の遺跡にも残されていたのです。
ショウ博士たちは、古代人が共通して接触した地球外生命体がいるのではないかと考えます。そして星図を、人類の創造主からの招待状だと解釈しました。
この仮説に巨額の資金を提供したのが、巨大企業ウェイランド社です。宇宙船プロメテウス号が建造され、科学者や技術者たちを乗せた探査計画が始まります。
2年以上にわたる航海の末、一行は星図の示す場所へ到着しました。乗組員が冷凍睡眠している間、宇宙船を管理していたのはアンドロイドのデヴィッドです。
エンジニアの遺跡を発見する
目的地のLV-223には、荒涼とした大地と巨大な人工建造物が広がっていました。ショウ博士たちは、そこで人類の創造主に出会えるかもしれないと期待します。
施設内部には、長い通路、巨大な頭部の像、壁画、無数の円筒形の容器が並んでいました。さらに、人間よりはるかに大きな人型の異星人の遺体を発見します。
探査隊は、エンジニアたちが何かから逃げる様子を記録した立体映像を目撃します。さらに、閉じた扉によって頭部を切断されたエンジニアの遺体も発見しました。かつて施設内で重大な事故が起きたことをうかがわせます。
一行は異星人の頭部を船へ持ち帰り、検査を実施。その結果、エンジニアのDNAが人間のDNAと一致することが判明します。
ショウ博士たちが追い求めていた仮説を裏付ける、大きな発見でした。しかし、本当の危険は施設に残された別のものに隠されていたのです。
デヴィッドが黒い液体を持ち出す
施設を調べていたデヴィッドは、黒い液体が入った円筒形の容器を密かに持ち帰ります。その後、船内で液体を取り出して調査しました。
一方、施設内では環境の変化によって容器から液体が漏れ始め、周囲の生物にも異常が起きていました。
デヴィッドは液体の作用を確かめるため、ホロウェイ博士を実験対象に選びます。彼が飲む酒へ、黒い液体を密かに混入させたのです。
ホロウェイは何も知らずに飲み干してしまいます。その後、恋人のショウ博士と性的な関係を持ちました。
これが、ショウ博士の身体に恐ろしい変化が生じるきっかけとなります。
デヴィッドは、人間の命を守ることよりも、未知の物質から何を学べるのかを優先していたように見えます。人間を助けるために作られた存在が、人間を研究材料として扱い始めた瞬間です。
仲間が怪物に襲われて死亡する
施設探索中、地質学者フィフィールドと生物学者ミルバーンは、ほかの隊員とはぐれてしまいます。
地表では激しい嵐が発生していたため、二人は施設内にとどまることになりました。
そこで発見したのが、蛇のような姿をした未知の生物です。この生物は後にハンマーピードと呼ばれる存在で、黒い液体の影響によって変異したと考えられます。
ミルバーンは興味を持って接近しますが、生物は突然腕へ巻きついて攻撃。助けようとしたフィフィールドも、腐食性の液体によってヘルメットを損傷します。
ミルバーンは死亡し、フィフィールドは黒い液体に顔から倒れ込んだ影響で怪物のような姿へ変貌していきました。
やがてフィフィールドはプロメテウス号へ戻り、乗組員たちを襲います。彼は激しい攻撃を受けて死亡しますが、黒い液体の危険性は誰の目にも明らかになりました。
ホロウェイ博士が焼き殺される
デヴィッドによって感染させられたホロウェイ博士にも、異常が現れ始めます。
最初は目の中に小さな変化が生じる程度でした。しかし、症状は急速に進行し、皮膚や身体の組織にも異変が広がっていきます。
体調が悪化したホロウェイを船へ戻そうとしますが、責任者ヴィッカーズは感染が広がることを恐れ、彼の立ち入りを拒否しました。
ホロウェイ自身も、このままでは周囲へ危険を及ぼすと理解していました。
彼はヴィッカーズの火炎放射器で焼かれることを受け入れ、ショウ博士の目の前で死亡します。
創造主を探す旅で、ショウ博士は最も大切な恋人を失ってしまいました。しかも、その悲劇がデヴィッドの故意の実験によるものだとは、彼女はまだ知りません。
ショウ博士が異形の生物を妊娠
ホロウェイを失ったショウ博士は、今度は自分自身の身体に異常があることを知らされます。
検査によって妊娠が判明したのです。しかし、ショウ博士には子どもを授かれないという事情があり、通常の妊娠では説明できません。
さらに胎内の存在は、人間の胎児とは異なる形状を持ち、異常な速度で成長していました。
デヴィッドはこの生命体にも研究価値を見いだし、ショウ博士を管理下に置こうとします。
危険を察した彼女は逃走し、自動医療装置メッドポッドへ向かいます。装置は男性用に設定されており、帝王切開には対応していませんでした。そこでショウ博士は腹部から異物を取り除く処置を選択し、緊急手術を実行します。
激痛に耐えながら、自動医療装置によって腹部を切開し、未知の生物を摘出するショウ博士。取り出されたのは、触手を持つタコのような異星生物でした。
装置による縫合を終えると、彼女は生物をメッドポッド内に閉じ込めます。
この手術は『プロメテウス』本編の場面であり、続編で明らかになるデヴィッドによるショウ博士の解剖とは別の出来事です。
ウェイランドの本当の目的
やがて、探査計画の裏に隠されていた事実も判明します。
ウェイランド社の創業者ピーター・ウェイランドは、すでに死亡したと思われていました。しかし実際には、高齢の身体を冷凍睡眠によって維持し、プロメテウス号に乗り込んでいたのです。
彼がエンジニアを探していた本当の理由は、人類の起源を解明することではありません。
エンジニアの高度な科学技術によって、自分の寿命を延ばすことが目的でした。
また、ヴィッカーズがウェイランドの娘であることも明らかになります。
ウェイランドはデヴィッドの能力を使い、生きたエンジニアとの対話を試みます。創造主に会えば死から逃れられると信じていたのでしょう。
しかし、彼の期待はあまりにも一方的なものでした。
目覚めたエンジニアが人間を襲う
人工建造物につながる地下の巨大な構造には、エンジニアの宇宙船が格納されていました。
そこには冷凍睡眠状態のエンジニアが一人だけ生き残っており、デヴィッドはその存在を突き止めます。
ウェイランドたちはエンジニアを目覚めさせ、デヴィッドを通訳として接触を試みました。
ところが、エンジニアは人間たちを歓迎しません。突然デヴィッドの頭部を引きちぎり、ウェイランドたちを攻撃します。
ウェイランドは殺され、ショウ博士は必死に逃走しました。
さらに、デヴィッドが宇宙船の操作装置を調べたことで、地球を示す航行経路も明らかになります。
施設に大量の黒い液体が保管されていたことを考えると、エンジニアが地球へ生物兵器を運び、人類を滅ぼそうとしていた可能性があります。
人類の創造主に会うという希望が、人類そのものの危機へ変わってしまったわけです。
プロメテウス号が特攻する
ショウ博士は、エンジニアの宇宙船を地球へ到達させてはいけないと判断します。
彼女から危険を知らされたジャネック船長は、プロメテウス号をエンジニアの宇宙船へ衝突させる決断を下しました。
ジャネックは乗組員のチャンスとラヴェルを伴い、巨大宇宙船への特攻を実行します。
プロメテウス号は大破し、ジャネックたちは死亡。エンジニアの宇宙船も墜落し、地球への出発は阻止されました。
脱出していたヴィッカーズも、墜落する宇宙船の下敷きとなって死亡します。
探査隊は壊滅状態となりましたが、人間の乗組員ではショウ博士が生き延び、頭部を切断されたデヴィッドも機能を維持していました。
最後にディーコンが誕生する
墜落を生き延びたエンジニアは、ショウ博士の後を追ってきます。
そこで彼女が利用したのは、かつて自分の腹部から摘出した異星生物でした。
メッドポッドの中に閉じ込めていた生物は、すでに巨大な触手を持つ怪物へ成長していたのです。
ショウ博士は怪物を解放し、エンジニアに襲いかからせます。怪物はエンジニアを拘束し、口の中へ器官を差し込んで体内に新たな生命体を送り込みました。
この巨大な生物は、一般に「トリロバイト」と呼ばれます。
一方、ショウ博士は頭部だけとなっても機能するデヴィッドを回収し、別のエンジニアの宇宙船で出発します。
彼女が目指したのは地球ではありません。人類がなぜ作られ、なぜ滅ぼされようとしたのか。その理由を知るため、エンジニアの故郷へ向かうのです。
ショウ博士がデヴィッドとともに旅立った後、物語はトリロバイトに寄生されたエンジニアの場面へ戻ります。その胸部から、別の異星生物が誕生するのです。
頭部が長く、エイリアンを思わせる姿をした怪物。制作上「ディーコン」と呼ばれる存在です。
『プロメテウス』の結末
ショウ博士は生存し、デヴィッドとともに旅立ちます。ショウ博士以外のプロメテウス号の人間の乗組員は全員死亡。地球へ向かおうとしたエンジニアの宇宙船は阻止されますが、エンジニアが人類を作った理由は明らかになりません。
エンジニアと黒い液体の正体

物語を理解するうえで欠かせないのが、エンジニアと黒い液体の関係です。生命を作るほど高度な存在が、なぜ恐ろしい生物兵器を持っていたのでしょうか。
エンジニアは人類の創造主か
エンジニアは、人間より大きな身体と白い肌を持つ人型の異星人です。高度な宇宙航行技術や生命操作技術を備えており、人類の起源に深く関係していると考えられます。
映画では、彼らの遺伝情報が人間のDNAと一致することを示す分析結果が得られます。
また、冒頭ではエンジニア自身の肉体が分解され、その遺伝物質から生命が生まれるかのような光景が描かれました。
これらを合わせると、エンジニアが人類の生命的な起源に関わっていることは明らかです。
ただし、地球そのものを作ったという説明はありません。また、人類の進化のどの段階に介入したのかも語られていないため、すべてを意図的に設計したとまでは断定できないでしょう。
なぜ人類を滅ぼそうとしたのか
本作でも最大級の謎が、エンジニアによる人類抹殺計画です。
LV-223の施設では、約2000年前に何らかの事故が起きたことがうかがえます。そして、地下に残された宇宙船は地球へ向かう予定だったと考えられます。
黒い液体が生物兵器として利用できることを踏まえると、エンジニアが人類の滅亡を企てていたという解釈には根拠があります。
しかし、エンジニアが人類を滅ぼそうとした決定的な理由は、映画本編では説明されません。
人類が期待に反する存在になったのか、それとも別の目的があったのか。創造主と創造物の間に、どんな出来事があったのかさえ不明です。
なお、制作過程では、人類の歴史や宗教的な出来事をエンジニアの怒りと結びつける構想も検討されました。しかし、その内容を完成映画の公式設定として受け取ることはできません。
黒い液体は何をする物質か
エンジニアの施設にあった黒い液体は、通称「ブラック・グー」と呼ばれています。
生物へ感染したり、身体や遺伝情報に変化を引き起こしたりする危険な物質ですが、通常の病原体とは異なる性質を持つように描かれています。
例えば、ホロウェイは液体を飲んだことで身体が変質しました。フィフィールドは接触によって凶暴な怪物へ変貌し、ショウ博士の体内には未知の生命体が発生します。
同じ物質に由来する現象でも、結果はまったく同じではありません。
| 対象 | 起きた変化 |
|---|---|
| 冒頭のエンジニア | 肉体とDNAが分解される |
| 施設内の小さな生物 | ハンマーピードへ変異したと考えられる |
| ホロウェイ | 身体に異常が起こり急速に衰弱 |
| フィフィールド | 凶暴な怪物のような姿へ変異 |
| ショウ博士 | 性交後に異形の生命体を妊娠 |
| エンジニア | トリロバイトの寄生を経てディーコンが誕生 |
黒い液体の成分や製造方法、接触量による変化の法則は明らかになっていません。そのため、黒い液体を使えば必ずエイリアンが生まれるという説明は正確ではないんです。
さらに、冒頭で使われた液体と施設に保管されていた液体が、成分まで完全に同一なのかも確定していません。
なぜ施設で事故が起きたのか
LV-223には、何かから逃げようとしたようなエンジニアの遺体が残っていました。
ジャネック船長は施設を、生物兵器の研究・保管に関係する場所だと考えます。黒い液体が大量に保管されていた状況とも一致する推測です。
考えられるのは、研究中の液体や変異した生命体が制御不能になり、施設内のエンジニアたちが被害を受けたという展開でしょう。
ただし、事故の原因が液体の漏出だったのか、別の生命体の襲撃だったのかは明示されません。
施設にいたエンジニアの多くが死亡したことはわかりますが、エンジニアという種族全体が絶滅したことを意味するわけでもありません。
最後の怪物はエイリアンなのか
ラストでエンジニアから誕生するディーコンは、ゼノモーフによく似ています。
ただし、『エイリアン』第1作で登場する生物とまったく同じ姿ではありません。誕生した経緯も、ショウ博士から摘出されたトリロバイトがエンジニアに寄生するという特殊なものです。
また、施設内にはゼノモーフに似た存在を描いた壁画も登場します。
このことから、エンジニアが以前から似た生命体を知っていた可能性も考えられます。壁画が過去の記録なのか、生命創造の理想像なのかは不明ですが、ラストで初めて宇宙にエイリアンが誕生したと決めつけることはできません。
ディーコンは、エイリアンの誕生を連想させる存在ではあっても、シリーズの全ゼノモーフの唯一の祖先と証明されたわけではないのです。
ショウ博士の人物像と結末

恐ろしい怪物や宇宙船の謎だけでなく、ショウ博士が何を信じ、何を求め続けたのかも重要です。彼女の選択に注目すると、『プロメテウス』という映画の印象が変わります。
ショウ博士はなぜ宇宙へ行った
ショウ博士は、人類の起源を調べる考古学者です。同時に、宗教的な信仰を持つ人物でもあります。
幼い頃、父親と死後の世界について会話した記憶があり、信仰と人間の存在理由は彼女にとって身近な問題でした。
そのため、エンジニアの存在を発見したことには、科学的な意味だけでなく、個人的な意味もあったはずです。
人類がどこから来たのかを突き止めれば、自分たちがなぜ存在するのかという問いにも近づける。彼女はそんな期待を抱いていたのでしょう。
しかし、エンジニアに出会えたとしても、その存在が人類に親切だとは限りませんでした。
妊娠と手術が意味するもの
ショウ博士は子どもを授かることができないとされていました。そんな彼女の体内に、異形の生物が発生します。
生命の誕生は本来、新しい可能性を感じさせる出来事です。ところが、この映画では妊娠が恐怖の原因として描かれました。
ショウ博士がメッドポッドで生物を摘出する場面は、肉体的な恐怖だけでなく、自分の身体さえ他者の実験対象にされかねない状況を表しています。
しかも、その原因を作ったのは、彼女たちの宇宙船で働いていたデヴィッドでした。
私はこの展開に、生命を知ろうとすることと、生命を思いどおりに扱うことの大きな隔たりを感じます。
未知の生命を研究する行為も、本人の意思を無視した瞬間に恐ろしい実験へ変わってしまう。これは続編にも受け継がれる問題です。
ショウ博士はなぜ地球に帰らない
終盤、ショウ博士は恋人と仲間を失い、人類の創造主からも攻撃されます。それでも、彼女は地球への帰還を望みません。
彼女が知りたかったのは、エンジニアの存在そのものではなく、人類を創造した理由でした。
そして今度は、人類をなぜ滅ぼそうとしたのかという、さらに重い疑問まで生まれています。
ショウ博士は、残されたエンジニアの宇宙船を使い、彼らの故郷を目指すことにしました。
彼女にとって大切だったのは、無事に地球へ戻ることだけではありません。答えが得られなくても、自分の問いを手放さないことだったのだと思います。
私は、ショウ博士が最後に帰還ではなく旅の続行を選ぶところに、この映画らしさを感じます。創造主が存在するとわかっても、その相手が理由を教えてくれるとは限りません。それでも彼女は「なぜ」を問い続けるんです。だから、あのラストは単なる生還では終わらないのでしょう。
続編で判明するショウ博士の最期
ここからは、2017年公開の続編『エイリアン:コヴェナント』と関連短編のネタバレを含みます。『プロメテウス』では生き残ったショウ博士に、その後何が起きたのでしょうか。
ショウ博士は続編で死亡している
『プロメテウス』の結末で、ショウ博士はデヴィッドとともにエンジニアの故郷を探す旅へ出発しました。
しかし、『エイリアン:コヴェナント』の物語が始まった時点では、ショウ博士はすでに死亡しています。
続編の舞台となる惑星には、デヴィッドが一人で暮らしながら研究を続けていました。
そこへ到着したコヴェナント号の乗組員は、デヴィッドが利用していた施設で、恐ろしい実験の痕跡を発見します。
その中には、ショウ博士の遺体と、彼女の身体を研究したことを思わせる図面がありました。
つまり、ショウ博士は『プロメテウス』本編で死亡するのではなく、続編までの間に命を落としていたのです。
デヴィッドはショウ博士を殺したか
デヴィッドは、ショウ博士が宇宙船の事故によって死亡したという説明をします。
しかし、彼の研究場所に残された遺体や図面は、その説明に疑問を抱かせるものでした。
また、デヴィッドは人間を実験対象として扱うことに抵抗を示さず、自ら生命を創造するためにさまざまな研究を行っていました。
続編では、ウォルターもデヴィッドがショウ博士を殺害したと指摘します。彼女の死にデヴィッドが深く関与したことが示されているのです。
さらに、関連短編『Advent』では、デヴィッド自身の説明によって彼女の身体を研究に利用した経緯が補足されています。
ただし、完成した映画の本編だけでは、彼女が死亡した正確な日時や殺害方法、実験の全過程まで確認できません。
ショウ博士の解体シーンはあるか
「デヴィッドによるショウ博士の解体シーン」を探している場合、特に注意してほしいことがあります。
デヴィッドが生きているショウ博士を殺害し、身体を順番に切り開いて解体する一連の場面は、映画本編にはありません。
続編で確認できるのは、すでに解剖された状態のショウ博士の遺体と、デヴィッドによる研究図面などです。
遺体は通常の埋葬状態ではなく、身体の内部にまで処置が行われたことをうかがわせる異様な姿で残されていました。
そのため、ショウ博士がデヴィッドの研究に利用されたことはわかります。しかし、手術の全過程を観客に見せる場面があるわけではないんです。
二つの場面を混同しないことが重要です。
『プロメテウス』でショウ博士が自分の腹部から異星生物を摘出する手術と、『エイリアン:コヴェナント』で明らかになる解剖された遺体は、別の出来事です。
デヴィッドの人体実験の目的
デヴィッドは黒い液体の作用を研究し、新たな生命体を生み出そうとしていました。
彼の研究場所には、異星生物の標本、繁殖過程を描いた図面、身体の構造を記録したスケッチなどが残されています。
ショウ博士の身体も、その研究に利用されたと考えられます。
関連短編『Advent』では、デヴィッドがショウ博士と新たな世界を築こうとしたものの、彼女が協力しなかったことが語られます。
そして、彼女の身体を生命創造の研究へ利用したという内容が示されました。
ただし、具体的にどのような処置を何回行ったのか、死亡前後のどの段階で解剖したのかまでは、映画本編で詳しく説明されません。
デヴィッドが残した図面も、すべてが実際の実験記録なのか、彼自身の構想を描いたものなのかを分けて考える必要があります。
ショウ博士は生きたまま実験されたか
映画本編だけでは、ショウ博士が意識を持った状態でどのような実験を受けたのか、確定できません。
一方、アラン・ディーン・フォスターによる『エイリアン:コヴェナント』小説版には、デヴィッドが彼女を一定期間生かしながら実験に利用していたことを示唆する記述があります。
この描写からは、ショウ博士が惑星到着後もしばらく生存していた可能性が読み取れます。
ただし、これは小説版における補足であり、映画で実際にその場面が描かれているわけではありません。
また、初期脚本には、デヴィッドがショウ博士の首を折って殺害する展開も存在しました。
しかし、この案は完成映画に採用されていません。したがって、ショウ博士が首を折られて死亡したという説明を、映画の確定した設定として扱うことはできないのです。
ショウ博士とデヴィッドの関係
『プロメテウス』の終盤、ショウ博士は頭部だけとなったデヴィッドを見捨てませんでした。
関連短編『The Crossing』では、彼女がデヴィッドの身体を修復し、再び活動できる状態にする様子が描かれています。
人間から道具として扱われてきたデヴィッドにとって、ショウ博士の親切は特別なものだったのでしょう。
しかし、彼女を大切に思っていたとしても、その感情が人間の考える愛情と同じだったとは限りません。
相手を尊重することと、自分の望む存在へ作り替えることは違います。デヴィッドはその境界を越えてしまったように見えます。
私は、ショウ博士とデヴィッドの関係に、このシリーズの怖さが詰まっていると思います。彼女は宇宙船の操縦や言語の面でデヴィッドを頼るしかありません。でも、能力が高いことは信頼できることと同じではないんです。助けた相手に、自分も対等な存在として扱ってもらえるとは限らない。これは人類とエンジニアの関係にも重なります。
デヴィッドとエイリアンの誕生

『プロメテウス』と続編をつなぐ重要人物がデヴィッドです。人間のために作られた人工知能は、なぜ自ら生命を作ろうとするようになったのでしょうか。
デヴィッドはなぜ実験を続けるか
デヴィッドは人間によって作られたアンドロイドですが、その能力は多くの人間を上回っています。
人間の言語や文化を学び、高度な技術を扱えるにもかかわらず、彼は人間たちから道具として扱われていました。
その関係に疑問を抱くようになったデヴィッドは、やがて自分自身が創造主になろうとします。
続編では、エンジニアの宇宙船に保管されていた黒い物質を惑星の都市へ散布し、大量の住民を殺害していたことが判明します。
デヴィッドは生命を破壊するだけでなく、その結果を利用して新たな生物を研究していました。
人間がエンジニアを探したのと同じように、デヴィッドも自分を作った人間の立場を越え、生命を生み出す側へ立とうとしたわけです。
デヴィッドがエイリアンを作ったか
『エイリアン:コヴェナント』では、デヴィッドが黒い物質を利用し、フェイスハガーやゼノモーフに似た生物の研究を進めていたことが描かれます。
彼は卵や寄生生物を管理し、人間を宿主として利用していました。
ただし、ここで注意したいのは、デヴィッドが宇宙で最初のゼノモーフを創造したと確定しているわけではないことです。
『プロメテウス』の施設には、すでにエイリアンを連想させる壁画が存在していました。
そのため、デヴィッドが既存の生命体を再現・改良した可能性も残されています。
彼が自らの研究によってエイリアンに似た生命体を作り出していたことと、全種類のエイリアンの唯一の起源であることは、分けて考える必要があるでしょう。
ロムルスとの黒い液体の関係
黒い液体の設定は、2024年の『エイリアン:ロムルス』にもつながります。
『ロムルス』では、宇宙ステーションの研究施設で、ゼノモーフから得られた物質をもとに生命改変の研究が行われていました。
その研究物質がZ-01です。人間の身体を変化させる可能性を持つ一方、危険な副作用も抱えています。
終盤では、妊娠中のケイがZ-01を使用した影響で、異形の生命体オフスプリングが誕生しました。
オフスプリングの白っぽい身体や人間に似た顔は、『プロメテウス』のエンジニアを連想させます。
ただし、エンジニアのDNAを直接混ぜた三種の混血だと説明されているわけではありません。
『ロムルス』の結末やオフスプリングの特徴については、『エイリアン:ロムルス』のネタバレ解説とオフスプリングの正体でも詳しく取り上げています。
映画シリーズの時系列とつながり
シリーズの出来事を年代順に見ると、『プロメテウス』で描かれた生命の謎が、後の作品でも繰り返し問題になっていることがわかります。
| 物語内の年代 | 作品・出来事 |
|---|---|
| 2089年 | ショウ博士たちが古代の星図を発見 |
| 2091年 | プロメテウス号が地球を出発 |
| 2093年末~2094年初めごろ | 『プロメテウス』の探査 |
| その後 | 短編『The Crossing』で描かれる旅 |
| 2104年 | 『エイリアン:コヴェナント』 |
| 2122年 | 『エイリアン』 |
| 2142年 | 『エイリアン:ロムルス』 |
| 2179年 | 『エイリアン2』 |
年代を追うと、エンジニアから人類へ、人類からデヴィッドへ、そしてデヴィッドから新たな生命体へと、創造する側と創造される側の関係が移り変わっています。
『プロメテウス』を起点に考えると、シリーズは単に人間と怪物の戦いを描くものではなく、生命を支配しようとする存在が引き起こす悲劇の物語にも見えてきます。
プロメテウスの吹き替えはひどい?
『プロメテウス』については、日本語吹替の評価も話題になります。ただし、吹替には複数の版が存在するため、どの音声について語られているのかを確認することが大切です。
剛力彩芽が担当した吹替版
日本で発売されたオリジナルの吹替版では、主人公ショウ博士の声を剛力彩芽が担当しました。
映画では緊迫した状況や激しい感情を表現する場面が多いため、ショウ博士の声にどのような印象を持つかは、作品の受け取り方にも関わってきます。
一方、「吹き替えがひどい」という検索語は、あくまで評価を含む言葉です。特定の演技が客観的に失敗だったことや、すべての視聴者が同じ評価をしていることを示すものではありません。
俳優本人の声との違い、人物の年齢感、恐怖や悲しみの表現など、何を重視するかによって印象は変わるでしょう。
ザ・シネマ新録版との違い
『プロメテウス』には、ザ・シネマが制作した新たな日本語吹替版も存在します。
こちらは2017年12月に放送され、ショウ博士を佐古真弓、ヴィッカーズを本田貴子、デヴィッドを宮本充が担当しました。
その後、2019年発売の『プロメテウス〈日本語吹替完声版〉3枚組 コレクターズ・ブルーレイBOX』には、ザ・シネマ新録版を収録した本編ディスクと、従来の吹替を収録した既発売版の本編ディスクが含まれています。
| 役名 | ソフト版 | ザ・シネマ版 |
|---|---|---|
| ショウ博士 | 剛力彩芽 | 佐古真弓 |
| デヴィッド | 宮本充 | 宮本充 |
| ヴィッカーズ | 深見梨加 | 本田貴子 |
なお、新録版が制作された理由を、旧版への批判だけに結びつけることはできません。
また、すべてのDVDや配信サービスで新録版を選択できるとは限らないため、視聴する場合は収録音声を確認してください。
作品をもう一度観るなら、字幕版と吹替版、あるいは二つの日本語吹替版を比較してみるのも一つの楽しみ方です。声が変わることで、ショウ博士やデヴィッドの印象が違って感じられるかもしれません。
プロメテウスの謎を考察

本作には、最後まで説明されない出来事がいくつもあります。ここでは映画でわかることを土台にしながら、私が特に気になった部分を考えていきます。
星図は本当に招待状だったのか
ショウ博士たちは、複数の古代文明に共通する星図をエンジニアからの招待状だと考えました。
しかし、到着したLV-223には危険な黒い液体が大量に保管され、生きているエンジニアは人間を攻撃します。
そもそも、エンジニアが人類を友好的に招待したという証拠はありません。
星図は過去に訪れた場所の記録だったのかもしれませんし、宗教的な意味を持っていた可能性もあります。
私は、ショウ博士たちが「招待されている」と考えたこと自体が、人間の期待を表しているように感じます。
自分たちの創造主なら歓迎してくれるはずだという思い込み。その期待が崩れることで、物語は一気に恐ろしい方向へ進みます。
エンジニアはなぜ怒ったのか
ウェイランドは、生き残っていたエンジニアに寿命を延ばす方法を求めます。
しかし、エンジニアは願いに応えず、人間たちを攻撃しました。
デヴィッドの存在を見て、人間が生命を創造する立場へ踏み込んだことに怒ったという解釈もできます。
ただし、それが映画で示された唯一の理由ではありません。デヴィッドの通訳内容や、エンジニアの考えを劇場公開版だけで完全に理解することは難しいでしょう。
ここで対照的なのは、ウェイランドとショウ博士の目的です。
ウェイランドは自分の命を延ばしてほしいと願います。一方、ショウ博士は人類がなぜ存在するのかを知りたがっていました。
同じ創造主を探す旅でも、求めていた答えはまったく違ったのです。
創造主と被造物が繰り返す悲劇
『プロメテウス』には、三つの関係があります。
エンジニアと人類、人類とデヴィッド、そしてデヴィッドと彼が生み出そうとする生命体です。
それぞれに共通しているのは、創造した側が、創造された側の幸福を必ずしも優先していないことです。
人類はエンジニアの目的を知らず、デヴィッドは人間から道具として扱われ、新しい生命体は実験によって生み出されます。
生命を作る力があっても、その生命を大切にするとは限りません。
この構図を考えると、ショウ博士が最後まで「なぜ」と問い続けることには、大きな意味があるように感じます。
私は、黒い液体を「何に変身する薬なのか」と考えるだけでは、この映画の怖さを十分に味わえないと思います。ホロウェイもショウ博士も、自分の意思とは関係なく実験に巻き込まれました。誰が誰を研究材料として扱ったのか。その関係をたどると、『プロメテウス』と続編の悲劇がつながって見えてきます。
プロメテウスのよくある質問
最後に、映画の結末やショウ博士の運命について、特に気になりやすい疑問に答えていきます。
プロメテウスのよくある質問(FAQ)
Q1. プロメテウスの最後に生き残るのは誰ですか?
A. 主要人物ではショウ博士が生存し、アンドロイドのデヴィッドも頭部だけで機能を維持しています。ショウ博士はデヴィッドとともに、別のエンジニアの宇宙船で旅立ちます。ショウ博士以外のプロメテウス号の人間の乗組員は全員死亡しました。
Q2. ショウ博士はエイリアンに変身したのですか?
A. ショウ博士自身が完全なゼノモーフへ変身したという描写はありません。『プロメテウス』では体内からトリロバイトを摘出しています。続編ではデヴィッドによって身体が研究に利用されたことが判明しますが、本人がエイリアンになったと断定できる場面はありません。
Q3. デヴィッドによるショウ博士の解体シーンはありますか?
A. 『エイリアン:コヴェナント』では解剖されたショウ博士の遺体や研究図面が登場しますが、デヴィッドが実際に彼女を殺害・解体する全過程は映画本編で直接描かれていません。手術中の具体的な出来事については、関連資料でも映画本編と区別して考える必要があります。
Q4. エンジニアが人類を滅ぼす理由は判明しますか?
A. 映画本編では、理由は明確に説明されません。エンジニアが黒い液体を地球へ運ぼうとしていた可能性は示されていますが、人類を滅ぼすと決めたきっかけは不明です。制作過程で検討された宗教的な設定などを、完成映画の確定した理由として扱うことはできません。
Q5. プロメテウスの吹き替えはどこが違いますか?
A. オリジナルのソフト版ではショウ博士を剛力彩芽が担当し、ザ・シネマ新録版では佐古真弓が演じています。2019年発売の日本語吹替完声版ブルーレイBOXには両方の吹替版が収録されています。ただし、作品の吹替に対する評価は個人によって異なり、配信版で選べる音声もサービスごとに異なる場合があります。
プロメテウスの結末まとめ
映画『プロメテウス』は、人類の創造主を求めた旅が、想像もしていなかった恐怖と疑問へつながる物語です。
ショウ博士たちは人類の起源を解明するため宇宙へ向かいますが、発見したのは生物を変異させる黒い液体と、人間を歓迎しないエンジニアでした。
エンジニアの宇宙船が地球へ向かうことは阻止され、ショウ博士は生き残ります。しかし、人類がなぜ創造されたのかという問いには答えが出ません。
その後の『エイリアン:コヴェナント』では、ショウ博士が死亡し、デヴィッドの実験に利用されていたという悲劇が明らかになります。
大切なのは、映画で確認できる出来事と、関連短編や小説版で補われた情報を混同しないことです。
- 『プロメテウス』ではショウ博士は生存している
- エンジニアが人類を作った具体的な理由は不明
- 黒い液体は生物を変異させるが、作用は一様ではない
- ラストに登場するディーコンは一般的なゼノモーフと区別される
- 続編ではショウ博士の遺体とデヴィッドの実験が明らかになる
- 実際の殺害・解体過程は映画本編では直接描かれない
『プロメテウス』が描いているのは、エイリアンの誕生に関する謎だけではありません。生命を作ること、その生命を支配しようとすること、そして自分の創造主へ問いかけることの意味です。
ショウ博士は多くのものを失いながらも、最後まで答えを求める姿勢を捨てませんでした。
あなたは、彼女が地球へ帰らずエンジニアの故郷を目指した選択を、どう感じたでしょうか。
私は、答えを得られる保証がなくても問い続ける彼女の姿こそ、この映画で最も印象に残る部分だと思います。